家の無線電波に「〇〇-gw」って電波を見かけたことありませんか?
「gw」や「aw」と表示されるWi-Fiの名前(SSID)は、auひかりの無線や、ちょっと前のNEC無線ルーターでみるSSID名です。
はじめにこの「gw」「aw」の違いですが、それは周波数です。
「gw」は2.4GHz、「aw」が5GHzの電波になります。
「gw」「aw」の電波とは?
「gw」や「aw」と表示される無線はセカンダリSSIDと呼ばれ、主にゲストやゲーム用として利用する電波です。
WEP接続の場合
以前のモデル(上の写真)だと、セカンダリSSIDの設定欄にWEP(ウェップ)という記載があります。それは、WEP方式で暗号化されている電波という意味です。
古いパソコンでは、最新の規格の電波に接続すると不安定になることがあります。そのような時は、このWEP方式で暗号化されている「gw」とつなぐということもありました。
しかし、WEPは解析ツールを使えば数分でパスワードを解析できてしまうという、セキュリティ面で重大な欠陥があります。
そして、速度面でも、高速な無線通信規格(11nや11ac)はWEPに対応していないため、WEPを使うと最大通信速度が54Mbpsで接続されることになり遅くなります。
それで、古いパソコンやゲーム機などを除いて、メイン電波としては利用しない方望ましいです。
最新のauひかり無線やWi-Fi機器では、WEPは利用できなくなっています。
Aterm BL1000HWのセカンダリSSIDの場合
新型auひかりルーター(Aterm BL1000HW)にも、「aw」や「gw」電波(セカンダリSSID)があります。
Aterm BL1000HWのセカンダリSSID
aterm-××××-gw(2.4GHz)
aterm-××××-aw(5GHz)
しかし、このSSIDは工場出荷状態では無効に設定されているので、利用したい場合はルーター内の設定を変更する必要があります。設定はクイックWeb設定から行います。
「ホームゲートウェイ詳細設定」⇒「無線LAN」⇒「無線LAN詳細設定(2.4GHz)」または「無線LAN詳細設定(5GHz)」の「対象ネットワークを選択」で「セカンダリSSID」を選択して「無線機能」を「ON」にします
Aterm BL1000HWのクイック設定WebのURLは「http://192.168.0.1」です。
結論
「gw」や「aw」の電波は一般的には使用しませんが、お客さんに一時的に利用してもらうために使うこともあります。
またWEPの電波であれば、最新の無線規格で接続が不安定な場合、利用することもあります。