お知らせ Archer AX10はメーカー生産終了品です
TP-Link Archer AX10および後継のAX20は、いずれも生産終了となっています。
同じAX1800クラスの現行モデルは以下の2機種です。
| モデル名 | 販売チャネル | 備考 |
|---|---|---|
| Archer AX1800 | 家電量販店・ECサイト全般 | AX10/AX20の正統後継。IPv6 IPoE・EasyMesh対応 |
| Archer AX23V | Amazon限定モデル | AX1800と同一スペック。ロゴ色のみ異なる |
いずれも文庫本サイズの超コンパクト筐体で、AX10にはなかった IPv6 IPoE(v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Lite) と EasyMesh に標準対応しています。
→ Archer AX1800の詳細はこちら:TP-Link公式ページ
以下の記事は、AX10を実際に使用した当時のレビューです。すでにAX10をお持ちの方の参考情報として、引き続き掲載しています。
Archer AX10のおもなスペック
TP-Link Archer AX10はWi-Fi 6(11ax)に対応した無線LANルーターです。おもな性能は以下のとおりです。
| 性能 | |
|---|---|
| 対応規格 | IEEE 802.11ax/ac/n/a 5 GHz IEEE 802.11n/b/g 2.4 GHz |
| アンテナ数 | 2×2(無指向性アンテナ × 4本) |
| 無線速度 | 1201 Mbps(5 GHz, 11ax) 300 Mbps(2.4 GHz, 11n) |
| 有線LAN速度 | 1000/100/10 Mbps |
| CPU | 1.5 GHz トリプルコア |
| メモリ | 256 MB RAM 16 MB Flash |
| 推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
| 最大接続台数 | 26台 |
実測レビュー:NURO光環境での速度検証
筆者はNURO光の内蔵無線(F660A)を使用していましたが、AX10に切り替えたところ速度が向上しました。検証結果は以下のとおりです。
※速度はサーバーの状態や時間帯によっても変化するため、参考値としてご覧ください。
| (単位はMbps) | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
|---|---|---|---|
| AX10 無線(Wi-Fi 6) | 793.82 | 658.25 | 721.2 |
| AX10 無線(Wi-Fi 5) | 676.56 | 597.89 | 554.84 |
| NURO光 内蔵無線 | 432.28 | 420.02 | 459.11 |
無線機器とパソコンを同じ部屋で計測
Wi-Fi 6で接続すると最も速い結果が出ています。AX10をWi-Fi 5で接続した場合でも、NURO光内蔵無線より100~150Mbps程度高速でした。当時の環境では200~300Mbpsの速度改善を実感できました。
AX10の特徴
Wi-Fi 6対応で低価格
AX10はWi-Fi 6(11ax)に対応した無線ルーターで、発売当時は1万円を切る価格設定がWi-Fi 6ルーターとしては破格でした。
Wi-Fi 6は第6世代のWi-Fi規格で、従来のWi-Fi 5と比べて効率よく、混雑した環境でも高速な通信ができます。
| 名称 | 最大通信速度 | Wi-Fi規格名 |
|---|---|---|
| Wi-Fi 4 | 600 Mbps | 11n |
| Wi-Fi 5 | 6.9 Gbps | 11ac |
| Wi-Fi 6 | 9.6 Gbps | 11ax |
Wi-Fi 6を利用するには、親機・子機の両方がWi-Fi 6に対応している必要があります。子機がWi-Fi 5までの対応であれば、AX10を使ってもWi-Fi 5での接続になります。
トリプルコアCPU搭載
AX10は1.5 GHzトリプルコアCPUを搭載しています。同価格帯の他社製ルーターはデュアルコアやシングルコアが多い中、トリプルコアは当時としてはコストパフォーマンスの高い仕様でした。
専用アプリ「TP-Link Tether」で簡単設定
TP-Linkのルーターは専用アプリ「TP-Link Tether」から設定が可能です。
パソコンから設定する場合は、「http://tplinkwifi.net」または「192.168.0.1」「192.168.1.1」から管理画面にアクセスします。可能であればPCとルーターはLANケーブルで有線接続して設定するのがおすすめです。
ルーターの設定画面に入れないときは、公式サポートページもご確認ください。 → tplinkwifi.net(管理画面)にアクセス出来ないときは|TP-Link


AX10から現行モデルへの進化ポイント
AX10は生産終了していますが、現行の後継モデル Archer AX1800(および同一仕様のAmazon限定モデル Archer AX23V)では、AX10の弱点が大きく改善されています。
| Archer AX10(生産終了) | Archer AX1800 / AX23V(現行) | |
|---|---|---|
| 2.4GHz帯 Wi-Fi 6 | 非対応(11n:300Mbps) | 対応(11ax:574Mbps) |
| IPv6 IPoE | 非対応 | 対応(v6プラス・OCNバーチャルコネクト・DS-Lite) |
| EasyMesh | 非対応(※後日ファームウェアで対応) | 標準対応 |
| 本体形状 | 横置き・外付けアンテナ4本 | 縦置き・アンテナ内蔵(150×130mm) |
| WPA3 | 対応 | 対応 |
| 最大接続台数 | 26台 | 36台 |
特に IPv6 IPoE対応 は、日本の光回線環境では大きな違いです。AX10ではIPv6 IPoE(v6プラスやDS-Lite)に非対応だったため、アクセスポイントモードでの利用が推奨されていました。現行モデルではルーターモードのままIPv6 IPoE接続が可能です。
また 文庫本サイズの縦置き筐体 になったことで、AX10の「大きい」「アンテナが目立つ」という声も解消されています。
今からルーターを選ぶなら
AX10/AX20の中古や在庫品を探すよりも、現行モデルのほうがスペック・価格ともに優れています。
- Archer AX1800:家電量販店やECサイトで購入可能
- Archer AX23V:Amazon限定モデル(AX1800と同一仕様)
→ Archer AX1800 公式ページ:https://www.tp-link.com/jp/home-networking/wifi-router/archer-ax1800/
まとめ
Archer AX10は、Wi-Fi 6ルーターの普及初期に「安くて速い」エントリー機として多くのユーザーに選ばれた製品でした。筆者もNURO光の内蔵無線から切り替えて速度向上を実感しています。
ただし現在は生産終了しており、IPv6 IPoE非対応・EasyMesh非対応(※後日ファームで一部対応)など、現行モデルと比べると機能面で差があります。
これからWi-Fiルーターを購入する方には、同じAX1800クラスの現行モデル Archer AX1800(または Archer AX23V)をおすすめします。AX10の良さだったコストパフォーマンスはそのまま、IPv6 IPoEやEasyMeshなど日本の回線環境に必要な機能がしっかり揃っています。
※インターネット回線自体が遅い場合は、いくらWi-Fiルーターを速くしても改善されません。回線速度に不満がある方は、回線そのものの見直しも検討してみてください。
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